症例報告

症例報告

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犬の皮下脂肪腫

2021.06.07
◆雑種 8歳 去勢オス
◆稟告 皮下腫瘤が最近になって急速に巨大化。 

◆検査
ニードルバイオプシー(細胞診断)にて脂肪腫を確認。

◆治療
腫大傾向が顕著なため、手術を提案。




◆病理診断
脂肪腫(良性)

◆考察
犬の皮下脂肪腫は中年齢以降の犬に非常に多く認めます。
基本良性で、ある程度の大きさで成長は止まるので経過観察(手術をしない)ことがほとんどです。
ただし、今回の様に巨大化するケースにおいては、将来運動機能への影響が懸念されるため 、手術をして摘出します。
予後は良好です。