2025.11.11
◆小型犬 4歳2か月 避妊メス 6.4㎏
◆稟告 食欲はあるが、お腹が空くとたまに吐く(毎日ではない)。
大分前に、カーテンをかじっていた。
◆診断
絶食下のX線検査で胃内に内容物を認め、異物を疑う。
治療1 内視鏡
全身麻酔下で内視鏡を実施。胃内に異物を確認も内視鏡の挿入困難。
治療2 開腹術
内視鏡による摘出は不可能と判断し開腹術を実施。

◆考察

症状は軽微であったが、異物は巨大な塊状で、胃の形状を呈していた。
比較的長い時間をかけて形成されたと思われる。
閉塞が無いと、症状を呈さないため注意が必要である。
確実に食べたものが、排出されない場合は、申告をお願いします。